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「ネモフィラ」紹介してみる

aoco.

急に春がやってきて、同時に花粉が猛威を振るっている。

鼻、無くなったんじゃないかと思うくらい息苦しい。。。

こんなに鼻も喉も目も辛い季節なのに、春にはやっぱり心地よさを感じる。

暖かい匂い、目覚めの感覚。

きっとまだ人間が野生だったころ、冬眠してたんだろうと思う。


春は新しいことが始まる予感と同時に、

急に昨日までの自分が突然遠くなったような気持ちになる。

季節が大きく変わるのと同時に、生活も大きく変わるタイミングで

何を見てもどこを見ても、そんな「新生活!」みたいな言葉で溢れている。

そんな、なんだか明るくてめでたい雰囲気の中で

卒業・入学の輪から抜けてなんとか大人になった今、自分だけ取り残されているような気持ちになる。

あの頃はああだった、こうだったということを思い出して、センチメンタルになったりする。

それでも否応なしに生活は続く。

だから、「春だから」っていう理由で自分をリセットしてもいいんじゃないかと思う。

自分がどれだけ佇んでも、川は流れるし、季節は変わるし、人間関係は変わる。

けど過去だけは変えらんない。

次一歩踏み出すためには、過去の自分を許してあげないと。


ということで描いたのが「ネモフィラ」という曲です。

今回は「ネモフィラ」の紹介でした。


次回は「Stray dog」について書いてみます。


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ネモフィラ


積み上げた荷物越しに飛行機雲が 

機体から遠ざかれば薄くなっていくよ

消えるのかな あぁ


新しい生活に少しの期待とか不安とか

ナントカを詰め込んで ねぇ 忘れていくんだろうか?


どうか行かないで できればずっとここに居て

だけど背を押す風 春のせいにして 全部許して


積み上げた思い出越しに今があるって

やり残したことばかりだったよ ごめんね

次から次へと明日は来る 僕らは目の前を生きることに精一杯さ

だからさ あぁ 


どうやって忘れてしまえば遠くまで行ける?

だけど 頬を撫でる風 君が言うから「さぁ、もう進め」って


いつの間にか桜は散った もうそろそろ慣れた頃かな

僕はひとり過去に縋って 立ちすくんでた


どうか行かないで できればずっとここに居たいよ

だけど背を押す声 君が言うから 

もう全部抱えて 今も


どうやって叶えてあげればいいかを考えているけど

もう過ぎたこと 春のせいにして 全部許して