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巡りあう歌

aoco.

こんばんは、aoco.です。

例の「家の鍵を失くしたかもしれない事件」によって、完全に更新リズムを崩してました。

詳しくはツイキャスでやってる「おけラジ」(2025.2.18)でしゃべってるので、気になる方はアーカイブをどうぞ。。

毎週火曜日22:00ーおけラジ! / おけラジ - aoco. (@c:aococolocolo) - ツイキャス


先週金曜日はライブイベント『巡りあう歌』でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

四者四様?の楽しい一夜でしたね。それぞれの個性が光ってました。出会って約10年、それぞれが音楽を続けてきて、懐かしい一面もあり、初めて見る感覚もあり、刺激を貰いましたね。


未来の10年はずっと先のように思えるけれど、振り返る10年はついこの間のことのように思う。


この日、せっかくなので10年ほど前に作った「彼の話」を久々に歌ってみました。

この曲はライブハウスという場所でまだ歌ったことがなくて、これから音楽の活動をしていきたい…というほんとド初期に作った曲で、

当時はずっとこの曲ばかり歌ってました。最初に音源化したのもこの曲でした。

「彼の話」という他人事みたいなタイトルですが、少女を主人公に書いた曲です。


ちなみに、最近作った『voyage』に出てくる「少女」は、同一人物のイメージだったりします。

この約10年という歳月の中で、「少女」の物語もちゃんと進んでたんだなぁ。。。


ということで、↓↓↓歌詞載せておきます。 皆さんにはどんなイメージが湧くんだろうか。

ぜひまた聞かせてください~!



『彼の話』

彼の背中は遠く遠く見えなくなった

追いかけようにも動けない 立ち尽くす少女が一人

近づけば近づくほど あなたは離れていく

そんなことに気づかされても 今更取り戻せないよ


少女は歩けど追いつけそうにもないその背中を

見つめ続けていた 人知れず静かに歩き出すよ

小さな手を握りしめた それは強く結ばれた決意の証

彼は遠く遠く向こう側で ずっと歩いてる


街の明かりが遠く遠く見えなくなった

標識などない道を行く裸足の少女が一人

そこへは戻れないこと 分かっていたはずなのに

なぜか振り向くたび無性に 恋しく思えたりするよ


少女は叫べど誰にも届かないその思いを歌い続けていた

人知れず確かに歩いてくよ

小さく肩を震わせた それは尽きない夢に気づいた印

今も淡く淡く消えないように ずっと願い続けてる


期待も不安も全部抱えて あなたの言葉を頼りに行くから


少女は歩けど追いつけそうにもないその背中を

見つめ続けていた 人知れず再び歩き出すよ

小さな手を握りしめた それは強く結ばれた決意の証

彼も遠く遠く向こう側で きっと歩き続けている



『voyage』

波間を抜けた風がさらう 意識は身体を脱ぎ去って

水平線のその向こうへ 描いた理想の地平


時代は波の形を変え 私たちをどこか連れ去って

思いもよらない出会い別れ 繰り返して遠くへ来たんだ


はためく影法師 壊れた羅針盤 途切れた地図


君を探してるよ ひとり歩きだした少女は

今も忘れられないまま 駆り立てられるがままに歌うの


いつしか手にした財産は あなたやあなたの隣の人

同じ旗のもとに集った そうだな

「仲間」なんだろう


ずっと 意味を考えてた きっとそれが航海の果て

今は違う景色が見える 解いた手の平かざした隙間に

煌めいている


君を探していた ひとり歩き続けた少女は

きっと辿り着いていたんだ

駆り立てられるがままに歌えばいいよ

考えても きっとそれは航海の果て

さぁ行こう 同じ旗を掲げた

手を繋いで輪になって踊り明かそう