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「消せない火」

aoco.


ついこの前「寒いっ!」ってこたつにしがみついていたのに、

今日は「あぁ夏が来るんだな」と思いながら過ごしていて、

季節もあてにならなくなってきたなぁと思いながら手帳を開いている今です。


こんばんは、aoco.です。

先日は真心場での生音ライブ、お越しいただいた皆様、配信をご覧いただいた皆様

ありがとうございました。

灯りはキャンドルの火だけ、音を発するのは演奏者だけ。

静かでピンと張りつめているような、でも穏やかで温かさを残した空気の中で

息を吸って吐いて、言葉を発して。

自分自身、体から出てきた声に耳を澄ませながら過ごす、

貴重なイベントだったと思います。

機会があればぜひまたやりたいですね。


キャンドルを灯したイベントということで、久しぶりに「消せない火」を歌いました。

きっと誰にでもある手放せないモノやコト、大事なもの。

私はそういうこと隠したくなっちゃう性格なんですよね。素直でありたい。。。

不思議と歌にはできるのに、メロディがないと語れないんです。

だから胸を張ってそれを大事だと言い切れる人が、ずっと羨ましかった。

「消せない火」はそんな自分のために書いた曲です。


その火は消さなくていい。気の済むところまで終われない。



消せない火


雷が落ちた夜 暗がりに灯る蠟燭の灯り

人知れず泣いた夜 暗がりで一人育ててた光

小さくなって消えた蝋燭を

最後まで見つめていた

こんな風に潔く終われるかな


この火が消えたら 私は何者になれるの?

絶やさず燃やして 気の済むところまで終われない


時計の針が進む速度に 置いてけぼりになる気持ち

長く生きることより 価値ある一瞬を知りたい焦り

大きくたって消えた情熱は 今までいくつもあった

失くしただけ楽になるはずなのにな


この火が消えたら 私は何者になれるの?

誰かの言葉で 心が傷ついたとしても

この火は消せないよ まだ何者にもなれてない

絶やさず燃やして忘れないで 消さないでいて